速読とは、「斜め読み」や「飛ばし読み」といった概略把握的な読み方とは違い、「トレーニング前の内容理解度や記憶量は維持し、文章を味わう要素も損なわないで、読む速度を加速する」ことをいいます。
決して「文章全体を読まずに、ざっと目を通してキーワードを拾い読みするような読み方」ではありません。つまり、普通に読んでいるつもりなのに大幅に時間が短縮され、しかもストレスや疲労を感じず、読書できるようになります。
速読 =「視読」
速読は文章をかたまりで瞬間的に視野に入れ、同時に内容を理解する「視読」です。簡単な視読は、日常生活で誰でもが行っていますが、トレーニングでは、視読できる情報量を見慣れた単語のような簡単なものから、より大量で複雑な文章へと引き上げることで、高速・長時間でも負担のない読書へと移行させます。
※簡単な視読=見知った人名や地名であれば、絵や写真などと同様、見ると同時に認識。